創業大正八年
飯嶋製麺所
Iijima Seimenjo story物語
創業大正八年
飯嶋製麺所の物語
当社は、大正八年に山梨県で創業しました。現在で四代目になります。小麦粉を練り近所の方々へそれを提供したことから始まり、細々とではありますが製麺の仕事を広げてまいりました。戦争で一度は中断した事業も、戦後間もなく再開を果たすことができました。そのころは原料や資材の調達にも苦しむ時代で、朝日が昇る前から山へ燃し木を拾いに行き、釜の水を沸かし、小麦を挽くことから一日が始まりました。当時まだ幼児だった先代は、配達に追われる母親の背中におんぶされ、一緒にお客様のお店に行き、帰る頃には陽が暮れる毎日。また冬ともなれば手足の凍る様な寒さに母の背中の暖かさだけを、未だ明確に記憶しているそうです。地道に商品造り、配達営業を続けていく中、食堂やお店のお客様が徐々に増え始めました。さらに家族一丸となってがんばり続けていくうち店は大きくなり、やがて従業員を雇い家族の店から会社へ育っていきました。そして、昭和51年に現在の株式会社 飯嶋製麺所へと成長を遂げたのです。 現在では、先代から受け継いだ配合、作り方を基本として、伝統を守り抜いていくという方針に変わりはありませんが、時代のニーズに応えながら、お客様に喜ばれる商品づくりにも『日々研究、日々精進』の心で従業員と共に励んで行きたいと思っております。また、当社の製品をご愛顧いただき買い支えてくださる地域の方々のためにも、さらなる歴史を紡いであらゆる形で多方面へ貢献していきたいと思います。これからも末長い製品のご愛用とともに、飯嶋製麺所をよろしくお願いいたします。